応援メッセージ
緊急避妊薬のアクセス改善への思いをともにする団体や個人からの応援メッセージを紹介します。(※50音順)
アクロストンさん
医師2人(妻・夫)による性教育ユニット
緊急避妊薬をめぐる諸問題は、性別に関係なく私たち全員に関係しています。
「意図しない妊娠」は女性1人きりでは成立せず、そこには「相手」が存在し、背景に性教育の不足や性暴力などの社会問題が存在することも。
緊急避妊薬を手に入れるために、物理的、経済的、精神的に負担が大きい現状は「意図しない妊娠」の責任を女性1人に押し付けていることだと私たちは考えています。
緊急避妊薬の薬局での販売に賛同します。
池田 裕美枝さん
神戸市立医療センター中央市民病院 女性外来 産婦人科医
日本で緊急避妊薬が認可されたのは2011年。
その頃イギリスやカナダでは、緊急避妊薬は薬剤師による無料処方で手に入るようになっていました。欧米では「なんで今頃やっと認可??」とニュースになっていたものです。
それからもうすぐ10年。そろそろ日本も変わる時ではないでしょうか。
望まない妊娠は、本人やパートナーだけでなく、社会全体に大きなダメージを与えます。
ひとりひとりがより健やかな人生を送るために。
緊急避妊薬の市販化を応援します。
犬山紙子さん
イラストエッセイスト
緊急避妊薬は、その名の通り緊急時に必要なものなのに、薬局で買えない現状があります。
これまで、私も取材の中で追い詰められている女性のお話をたくさん聞いてきました。
女性の体のことなのに何故女性が自分の体を守る選択肢が閉じられているんだろう?
WHOも「医学的管理下に置く必要はない」としているのに何故?日本は何故こんなに遅れているんでしょう。
そこには緊急避妊薬への正しい知識が浸透していないこと、偏見が存在することが大きく関わっていると思います。このプロジェクトは未来の女性たちを救うための大切なものと感じます。
たくさんの支援が集まりますように。
一般社団法人 若草プロジェクト
一般社団法人 若草プロジェクト 代表理事 大谷恭子さん
若草プロジェクトは、困難を抱える少女や若年女性(主に14歳から25歳)を支援しています。彼女らに共通しているリスクは常に性に繋がります。
自分の体に起きたことを自分で知り、自分で決定できること。
こんな当たり前のことを実現するための第一歩として、緊急避妊薬へのアクセスを改善していきましょう。
今井 伸さん
聖隷浜松病院リプロダクションセンター長 泌尿器科医
セックスをすることは、眠ることと食べることに並んで、人間の根源的な営みの一つです。
誰もが行うことだから、不眠に悩む人や食べ過ぎで苦しむ人がたくさんいるように、避妊に失敗する人(責任の多くは男性にあり)もたくさんいます。
不眠時の睡眠改善薬や食べ過ぎた時の胃腸薬が薬局で買えることが当たり前であるように、緊急避妊薬も市販されていることが当たり前であるべきだと思います。
世界基準でもそれが当たり前です。
今村 久美さん
認定NPO法人 カタリバ 代表理事
未来を生きる子どもたちのために実現してほしいと願いを込めて、プロジェクトに賛同します。全面的に応援しています。
江夏 亜希子さん
四季レディースクリニック 院長 産婦人科医
一般社団法人 性と健康を考える女性専門家の会 副会長
一般社団法人 性と健康を考える女性専門家の会 副会長
様々な症状に困ってから、慌てて産婦人科を探して駆け込む人が多い現状。何とかしたいと日々の診療の中で痛感しています。
多くの国では薬局で入手できる緊急避妊薬。 それほどリスクが高いとはいえない薬剤のために、慌てて産婦人科に駆け込むのはナンセンスです。
日本でも、すべての女性に「産婦人科のかかりつけ医」を。
そこで質の高い女性医療を提供するためにも、 「受診前にできること」が増えることを願っています。
太田 寛さん
予定外の妊娠を避けるために、緊急避妊薬を72時間以内に手に入れられることは、とても大切です。
医師は、避妊効果が100%ではないことと、性感染症のリスクなどを話すだけで、内診診察はしていません。受診は、新型コロナなどの感染リスクがあり、かつ、産婦人科医の忙しさに拍車をかけます。しっかりと薬剤師が説明してくれれば、十分です。
何よりも大事なのは早く薬を飲むことなのです。薬局で処方できる日が来ることを、強く強く願っています。
岡田 浩さん
京都大学 健康情報学 薬剤師/地域薬局研究者
緊急避妊薬は早く服用するほど有効です。薬局で購入できればアクセスは大きく改善し、すぐに服用できることで本人もパートナーも予期せぬ妊娠への不安を大きく軽減できます。
地域住民の健康に貢献することは薬局の使命です。購入者は薬局で迅速に薬を入手し、必要なら薬剤師に相談することもできます。
私は薬剤師・薬局の研究者として、このプロジェクトを応援しています!
片羽 教子さん
薬剤師 思春期保健相談士 健ナビ薬樹薬局パークタワー新川崎
ちゃんと生理(月経)が来るかな?という不安は、女性なら誰もが持つ可能性があります。
生理がきてホッとする人
生理が来なくて(妊娠して)人生が大きく変わる人
それは運?
そうではなく、女性が自分で選べるはずです。
私たち薬局薬剤師も研鑽を積んでいます。ふらっと立ち寄れる地域の薬局で、緊急避妊薬が手に入る環境が整うことを望みます。
上谷 さくらさん
弁護士
犯罪被害者支援弁護士フォーラム 事務次長
性犯罪に遭っても、その場で性犯罪がどうかはわかりません。性犯罪に遭ったことをその場ですぐに判断できない人や、すぐに打ち明けることができない人はとても多いです。
やっとの思いで産婦人科を受診したものの、緊急避妊薬の処方に2万円以上かかり、公費がおりるまで、金欠で生活が苦しく二重の苦しみを味わったという被害者がいました。
緊急避妊薬が「性犯罪に遭った人がもらえる薬」というイメージがついてしまうと、必要としている人に届かなくなる可能性があります。
犯罪の有無に関わらず、必要とするすべての女性たちの負担を少なく、安く、安全に、入手しやすくなることを望みます。
清田 隆之さん
文筆業
恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表
予定外の妊娠は、本来であれば男女双方の問題であるはずなのに、女性側だけが抱え込まされてしまうケースが少なくありません。
緊急避妊薬はそんな女性たちの頼みの綱となるものですが、それが手に入りづらい現状はどう考えたっておかしい。
私たち男性ができることがあるはずです。このアクションを通じて一緒に学びを深めていきませんか?
小島 慶子さん
エッセイスト、タレント
東京大学大学院情報学環客員研究員
望まない妊娠を避けるために、アフターピルを迅速かつ安全に、安心して手に入れられるようにすることは、とても大切です。
風紀の乱れを心配するなら、子どもたちにきちんと性教育をし、性的同意に関する知識を広め、女性蔑視をなくし、人の尊厳を大切にする社会を作ることが何よりも有効でしょう。女性が自分の身体を守れるよう、アフターピルの市販化を望みます。
駒崎 弘樹さん
認定NPO法人 フローレンス 代表
我々は、性についてしっかりと子どもたちに伝えていかないといけません。
性を子どもたちから遠ざけたい大人たちによって、犠牲になるのは、子どもたちです。
こうした状況を、放っておいて良いのでしょうか。
良くない、と思った方々。ぜひ声をあげましょう。
早乙女 智子さん
産婦人科医
一般社団法人 性と健康を考える女性専門家の会 代表理事
日本性科学学会 副理事長
日本女性に必要な薬が当たり前に手に入るために遠慮することは何もないと思います。
国際社会に照らして見て、あるはずのものがないということに気づく人が増えますように。
櫻井 彩乃さん
#男女共同参画ってなんですかプロジェクト 代表
#男女共同参画ってなんですかプロジェクトは、2020年夏に行われた第5次男女共同参画基本計画パブコメに際して、30歳未満の声を集め、国に届けました。
緊急避妊薬の薬局入手、アクセス改善を求める声がユースから多く上がりました。「選べない」この国に絶望している若い世代の声を橋本前男女共同参画大臣も受け止めてくださいました。策定までの動きは若者にとって、「政治に自分たちの声が届くんだ」と思わせてくれました。
第5次男女共同参画基本計画に、集まった若者の声が早期に実行されることを期待するとともに、今後も、若者が声を上げることで、ジェンダー平等や当事者の声を踏まえた政策が実現することを願っています。
この国に希望を持てる若者が増える政策を期待します。
櫻井 裕子さん
助産師 / さくらい助産院開業
開業助産師として計画外の妊娠→やむを得ず出産→困難を抱えながら育児という方々にしばしば出会います。
妊娠の仕組みや避妊について知る大切さを感じると共に「人はエラーする生き物」小さなエラーは誰もがするかも知れないものだから、いつもの備えと緊急時の備え、どちらもあってどちらも入手しやすい世の中であってほしいと願っています。
シオリーヌ(大貫 詩織)さん
アクセスのしづらさを原因に、緊急避妊を諦めざるを得ない女性が多くいらっしゃいます。
妊娠する・しないを自分の意思で決定することは、当たり前の権利です。
すべての女性のリプロダクティブ・ヘルス&ライツが尊重され、アフターピルへのアクセスが改善されることを望みます。
柴田 綾子さん
緊急避妊ピルは、予想外の妊娠を予防するために全ての女性が必要になりうる薬です。
WHOもアメリカ産婦人科学会も、緊急避妊ピルには大きな副作用は無く、医師の診察が無くても手に入れられる形が望ましいとしています。
日本では緊急避妊ピルに医師の処方箋が必要ですが、世界的には処方箋なしで薬局で女性が購入できる形にしている国が多くあります。 日本も、緊急避妊ピルを必要とする女性が手にいれやすい仕組みを作る必要があると思います。
白井 智子さん
NPO法人 新公益連盟 代表
スマイルファクトリー・スマイルファクトリーハイスクール 校長
不登校の小中高生のためのスクールで子どもと日々接していると、性暴力被害にあう方の数は、世間で想像されるよりずっと多いと感じます。
自分がどういう状況にあるのか理解ができず拒否ができなかった人や、拒否を拒否と受け取ることが難しい特性の人もいます。 「自己責任」で片付けて望まぬ妊娠を増やすことは、問題を悪化させることはあれど、問題解決には繋がりません。
助けを必要としている人を、助け、守れる世の中になりますように。
白河 桃子さん
相模女子大学大学院特任教授 昭和女子大学客員教授 ジャーナリスト
「#緊急避妊薬を薬局で プロジェクト」に賛同します。 高校生や大学生にライフキャリアを教えるとき、「子どもを望むとき、望まないとき」の両方を伝えます。
緊急避妊薬についても教えますが、実際に入手するためのハードルが高いので、なんとかならないかと思っていました。
いつ子どもをもつか、育てるかは女性の生涯年収を左右する重大な問題です。「いつ子どもをもつかを自分で決定する」ために、緊急避妊薬へのアクセスはハードルが低いことが望ましいのです。
鈴木 怜那さん
薬剤師 思春期保健相談士 OGP薬局 荒川店
その障壁を解決する一つの手段として、薬局と薬剤師の活用があるのではないかと考えます。 適正な価格での提供、安心・安全性の担保、服用後のフォローを地域の医療関係者が連携し、行っていくことが大切だと考えます。
緊急避妊薬が女性の権利として理解され、必要な時に手に入る状態を求め、プロジェクトに賛同します。
宋 美玄さん
一般社団法人 ウィメンズヘルスリテラシー協会 代表理事
女性が主体的にバースコントロールを行うことは当然の権利ですが、日本では避妊薬へのアクセスが容易とは言えません。
とりわけ、緊急避妊薬は時間との戦いであるにも関わらず医師から処方を受けないといけない上に非常に高価なものとなっています。諸外国のように薬局で買えるようにするべきです。
高橋 幸子さん
私たちは健康に暮らす権利を持っています。それは性と生殖に関わる健康についてもです。
この権利が守られるには、診断→治療→予防(知識)にアクセスできることが必要で、どれが足りなくても、私たちの権利が守られているとは言えません。
アフターピルのタイムリミットは72時間。たどり着けず次の生理が来るまで生きた心地がしなかった。いったいいつまで私たちの性の健康の権利を奪うのでしょうか。
アフターピルを薬局で。応援しています。
田中 雅子さん
上智大学 総合グローバル学部 教員
滞日ネパール人のための情報提供ネットワーク
日本で暮らす移民女性の多くは、薬局で緊急避妊薬を買える国から来ています。
日本語の壁がある彼女たちにとって、オンライン診療が導入されても、日本で緊急避妊薬を手に入れることは困難です。
写真やローマ字で書いたメモを見せながら薬局で買えるようになれば、リスクを冒して出身国から持ち込む人は減ります。
女性が望まない妊娠で学業や仕事など夢をあきらめることがなくなるよう、薬局で入手できる制度の導入を求めます。
橘 ジュンさん
NPO法人 BONDプロジェクト 理事長
10代20代の生きづらさを抱えている女の子たちの支援をしています。
閉ざされた空間の中だからこそ起こりやすい性被害で、望まない妊娠、または不安を一人で抱えてしまってる子からの相談は多いです。
自分が必要だと思った時、女の子たちが安心して手に入れることができるようにしてほしいと思います
対馬 ルリ子さん
医療法人社団 ウィミンズウェルネス理事長
若い女性がフリーアクセスできる女性クリニックをデパ地下に開設して7年になりますが、緊急避妊を求めてこられる女性が年間に数百人います。
緊急の時に、相談できる先、かけこめる場所が、各都市、各地方に必要です。
現在、産婦人科医師は、全国に1万人しかおらず、そのほとんどがお産や手術などで手一杯です。できたら、生活に近いところで相談にのれる、助産師さん、保健師さん、薬局薬剤師さんなどが増えてほしい。女性とくに若い女性の健康ニーズは、リプロダクティブヘルス(生殖の健康)に直結します。早く対処しなければ、日本の未来は危ういと感じています!
富澤崇さん
薬剤師
城西国際大学 薬学部医療薬学科 准教授
緊急避妊薬へのアクセスを改善するために、処方薬でもOTCでも、薬局やドラッグストアができることがあるはず。
薬剤師がこの領域にもっと関心を持ってほしい。薬剤師からももっと声が上がってほしい。
薬学教育におけるジェンダー薬学やバースコントロールなどの学びの充実を訴えていきたいです。
中谷 奈央子さん
思春期保健相談士 (元 養護教諭)
緊急避妊薬の知識があっても、自分の体と人生を守りたいと思っていても、辿り着けない人がいます。72時間以内に、診療時間内に受診するのは簡単なことではありません。
特に地方では、病院がない、車がない、時間がない、お金がない、とあきらめてしまうことも。
選択肢が広がることで、救われる人が増えることを強く望みます。
中野 宏美さん
内閣府の調査では、無理やりに性交された被害を医療関係者に相談したのは、わずか1.8%です。背景には、加害者の8割以上が顔見知りであること、そして産婦人科を受診する敷居の高さがあります。
「望まない性行為」に加え、「予期せぬ妊娠」という、さらなる悲しみが加わることがないよう、緊急避妊薬へのアクセス改善に賛同します。
認定NPO法人エンパワメントかながわ
認定NPO法人エンパワメントかながわ
デートDV110番を2011年より運営しています。昨年度より新たにデートDV専門相談員を主に高校に派遣し、デートDVの被害・加害生徒への個別回復プログラムの提供する事業を始めています。
避妊に協力を得られず妊娠する10代の女子生徒がいます。中絶手術を受けたとしても、心もカラダも深く傷ついていく子どもたちがいます。
「選択肢=できること」を少しでも増やすことが必要だと考え、賛同します。
野口 時恵さん
薬局&クリニック薬剤師
妊婦授乳婦薬物療法認定薬剤師
お正月休み期間中に、緊急避妊ピルの処方を受け、調剤を行い、患者さんに大変感謝されるという貴重な経験をいたしました。
日本には、調剤薬局が6万軒あると言われています。
薬局もそのアクセスステーションの1つになることができれば、
72時間以内!と時間に限りがある状況におかれた患者さんにとって選択肢が増え、私たち薬剤師もほんのわずかではありますが貢献できるのではないかと考えます。
蓮尾 豊さん
産婦人科医
あおもり女性ヘルスケア研究所所長
日本産婦人科医会特別会員
緊急避妊薬は72時間以内に服用ですが、少しでも早く服用することが効果を高めます。
ですから、オンライン処方もいいのですが、さらに短時間で入手できる薬局での直接処方が有効です。
海外では既に多くの国で薬局で処方を受けることができます。わが国でも一日も早くそんな状況になることを願っています。
さらに緊急避妊薬に頼るのではなく、より確実は避妊法であるピルが普及することを願っています。
林 伸彦さん
産婦人科医 一般社団法人 FMF Japan 代表
「皆の権利」よりも「例外的なリスク」ばかりに焦点が行きがちな日本社会ですが、アフターピルが手に入らないことでどうなるのかを想像すると、現状がありえないと感じざるを得ません。
必要とする人がハードル低くアフターピルにアクセスできるように、あらゆるアプローチをしていくことが重要です。
アフターピルに限らず、women’s healthの遅れによって傷つく人が1日でもはやく一人でも減るように。応援しています。
安田 菜津紀さん
フォトジャーナリスト
NPO法人Dialogue for People 副代表理事
“女性だけの問題”ではなく、”社会の問題”としてとらえることができれば、”一緒に変えていこう”という声は自然とあがるはずです。
安心、安全なアクセスを、共に築いていきましょう。
山口 修平さん
”人間と性”教育研究協議会 全国児童養護施設サークル 副代表
継続的に受けてきた児童虐待の影響によって、子どもは「暴力」を暴力として捉えることの難しさ、相手にイヤということの難しさ、逃げることの難しさ、相談することの難しさ、自身を守るための様々な困難さを抱えています。
全ての子どもに「性的同意」の学びを!
予期せぬ妊娠に対する選択肢の一つとして、緊急避妊薬へのアクセスを改善していきましょう。
山下敏雅さん
弁護士
大人も子どもも,男性も女性も,どんな人も,一人ひとりが大切な存在として扱われ,尊重されること。そして,安心した毎日を過ごし,幸せな人生を送れること。
私は子どもたちに,「人権」をそう説明しています。
「性」は,生活や人生に深く結びついている,人として大切なことです。
だからこそ,緊急避妊薬にアクセスできることが,一人ひとりの人権を守るために,私たちの社会に必要なのだと,弁護士として強く実感しています。
山岡祐依さん
小児科医
東京医科歯科大学国際健康推進医学分野(プロジェクト助教)
子どもの虐待予防の研究をしています。虐待死亡事例の検証では、残念ながら多くの出産直後の遺棄による死亡をみかけます。
緊急避妊薬へのアクセスは、予期しない妊娠を防ぐことだけでなく、尊い命を守ることにもつながります。
また子どもたちに小さい頃から自分の体も相手の体も大切にすることを伝えたり、被害にあったときには社会には様々なサービスや支援をする大人がいることも、一緒に伝えていけたらと思います。
松村 歩美さん
薬局薬剤師
当たり前の権利を、自らの意思で選択できる環境が整うこと。 これが実現すれば、どれだけ多くの女性を、新しいいのちを、その周りにいる方を救うことができるのでしょうか。
緊急避妊薬や性に関する正しい知識の普及はとても大切なことです。 しかし、知識だけでは予想外の妊娠を避けることはできません。 緊急避妊出来る方法に誰もが「アクセス」出来る環境を整えることにより、妊娠する・しないの選択が可能になると思います。
備えあれば憂いなし、という言葉があります。 今の日本の制度では、事前の「備え」も事後の「備え」も不十分だと思います。 緊急避妊薬や性に関する正しい知識を知るきっかけを増やすためにも、「緊急避妊薬を薬局で プロジェクト」に賛同します。
誰もが当たり前の権利を、自らの意思で選択できる世の中になりますように。 一人の薬剤師として、一人の女性として、切に願います。
吉岡 マコさん
マドレボニータ創設者
シングルマザーズシスターフッド代表理事
妊娠は、本人の一生を左右する出来事。
暴力や無責任、その代償を、妊娠した側だけが背負うのは、理不尽すぎませんか。
人の尊厳が守られるよう、望まない妊娠のリスクを少しでも減らせるよう、緊急避妊薬のアクセス改善を望みます。
NPO法人 人身取引被害者サポートセンター ライトハウス
人身取引の被害にあう若者や子どものための相談窓口を運営しているライトハウス です。
これまで出会ってきた相談者のなかに、望まない妊娠に苦しむ方が複数いました。
海外では当たり前の選択肢としてある、緊急避妊薬へのアクセスを日本でも当たり前にしてください。
NPO法人 全国女性シェルターネット
NPO法人 全国女性シェルターネット
親密な関係における性的DVは深刻な問題であり、そこには女性が主体的に避妊を選べないことや、予期しない妊娠の悩みが常にあります。
緊急避妊薬が入手しやすくなり、また日本でも緊急避妊薬についての豊富で適切な情報が普通に多くの女性に届くようにすべきです。
NPO法人 ピッコラーレ
私たちに寄せられる相談の多くは、「生理が遅れていて妊娠したかもしれない。」、「避妊に失敗したかもしれない。」というご相談です。
彼らは、自分の身体を守りたい、妊娠のタイミングを自分で決めたい、そのためにはどうしたらいいかを正しく知りたい、と真剣に考えています。
アフターピルのOTC化は、性に関する健康と権利を守るために必要な教育を用意できず、知識を得たとしても主体的に避妊をすることに対する社会のハードルが高い、そんな現状を変えていく大きな一歩になると思います
クラウドファンディングご支援者様
2021年3~5月にクラウドファンディングを実施致しました。
計882名の方々から6,295,000円(達成率209%)ものご支援を頂きました。
たくさんの応援メッセージや拡散・シェアのご協力を頂きました事、感謝申し上げます。
ご支援を頂き、お名前掲載のご許可を頂きました皆様はこちらからご覧ください。