緊急避妊薬の薬局における試験販売の現状とそれに関連する当事者のニーズの把握を目的に実施した調査結果を公開致します。
【調査概要】
タイトル 「緊急避妊薬・薬局試験販売で購入された方・試みたができなかった方へのアンケート調査」
● 調査実施期間:2024年4月1日 – 4月21日
● 実施者:#なんでないの プロジェクト、 NPO法人ピルコン
● 引用・転載等の際は、「#なんでないのプロジェクト調べ」と出典明記をお願いし
ます。メディア掲載される場合は、必ず事前にお問い合わせください。
● お問い合わせ先: nandenainohinin@gmail.com
【主な調査結果】
● 回答者について
「緊急避妊薬販売に係る環境整備のための調査事業」を通じて、緊急避妊薬を薬局で購入した方 10人 (15%)
緊急避妊薬を薬局で購入を試みたができなかった方(病院等を受診後に薬剤を入手、また、薬剤自体の入手を諦めた方) 58人 (85%)
回答者のうち、85%(68人中58人)が薬局で購入を試みたができなかった。
● アクセス状況について
全体の79%(68人中54人)が、アクセス改善を「全く感じていない」、もしくは「感じていない」。
試験的運用によるアクセス改善を感じないのは、購入できた人で60%(10人中6人)。一方、購入できなかった人では83%(58人中48人)がアクセス改善を感じていない。
● 薬局での入手を断念したタイミング
・緊急避妊薬の入手を断念した人も、68%(53人中36人)が特設ホームページにたどり着くが、対象薬局に電話をかけるところで82%(39人中32人)が断念している。
・「試験的運用の対象薬局数が少ない」「(対象店舗が)都心部ではなくアクセスが悪い」という声も多い。
詳細の調査結果はこちらからご覧ください