緊急避妊薬であるノルレボ錠(販売;あすか製薬株式会社)の「使用上の注意」が改訂されました。
【添付文書 改訂ポイント】
✔「内診」の記載が削除
<改訂前>
9.4.3 「本剤の投与に際しては、内診、免疫学的妊娠診断等により妊娠していないことを十分に確認すること」
<改訂後>
8.3 本剤の投与に際しては、以下の点を確認すること。
・妊娠していないこと。
・問診等による、肝機能異常、心疾患、腎疾患及びその既往歴の有無。
9.4.3 「本剤の投与に際しては、内診、免疫学的妊娠診断等により妊娠していないことを十分に確認すること」
<改訂後>
8.3 本剤の投与に際しては、以下の点を確認すること。
・妊娠していないこと。
・問診等による、肝機能異常、心疾患、腎疾患及びその既往歴の有無。
✔「女性胎児の外性器の男性化又は男性胎児の女性化」に関する記載が削除
<改訂前>
9.5 妊婦 「投与しないこと。妊娠初期・中期に投与した場合には、女性胎児の外性器の男性化又は男性胎児の女性化が 起こることがある。」
<改定後>
9.5 妊婦
9.5.1 投与しないこと。既に成立した妊娠には、本剤の有効性は期待できない。
9.5.2 海外で実施された観察研究において、レボノルゲストレルを緊急避妊に使用したにもかかわらず妊娠に至った場合の児の奇形、流産等の発現割合は、非投与の場合と比較して差は認められなかったとの報告がある。
9.5 妊婦 「投与しないこと。妊娠初期・中期に投与した場合には、女性胎児の外性器の男性化又は男性胎児の女性化が 起こることがある。」
<改定後>
9.5 妊婦
9.5.1 投与しないこと。既に成立した妊娠には、本剤の有効性は期待できない。
9.5.2 海外で実施された観察研究において、レボノルゲストレルを緊急避妊に使用したにもかかわらず妊娠に至った場合の児の奇形、流産等の発現割合は、非投与の場合と比較して差は認められなかったとの報告がある。
緊急避妊薬は、妊娠可能性のある性行為からできる限り早く、72時間以内に服用することで高い確率で妊娠を防ぐことができる薬です。
服用する当事者の負担にならない条件を考慮する必要がある薬剤であり、今後も服用に関する要件について注視して参ります。