女性が健康を守るために、安心して、適切かつ安全に、緊急避妊薬にアクセスできる社会の実現を目指し、2月4日後藤茂之厚生労働大臣宛に緊急避妊薬の早期OTC化実現を求める要望書を提出し、同日記者会見を行いました。
要望内容：緊急避妊薬の早期 OTC 化実現を求める要望
- 緊急避妊薬のOTC化の検討・課題整理を早急に進めること
- 緊急避妊薬のOTC化の検討にあたり、市民・当事者の声を反映し、服用する当事者の負担にならない条件や対応を考慮すること
- 緊急避妊薬のOTC化の、WHO等国際機関の勧告を踏まえ、科学的根拠に基づいた緊急避妊薬の提供について検討すること
要望書は島村大厚生労働大臣政務官に代表してお受け取り頂きました。
政務官からは「緊急避妊薬の安全性の議論はかなり進んできたという認識だが、避妊に関する教育も含め、OTC化は社会全体で考えなければいけない問題。」とお受け止め頂きました。
また今後の議論に関して、「スイッチOTC化検討の議論は、年度内に２回目の実施に向けて早急に準備している。その後の検討については未定だが、パブリックコメントは実施する方針。今後のスケジュールを含め、情報公開を行っていく。」との言及がありました。
▼当日の記者会見の動画を公開しました。
◆日時：2022年2月4日（金）15時00分～ ◆会場：オンライン
◆内容・登壇者：
・厚労大臣宛の緊急避妊薬の早期 OTC 化実現を求める要望、及びこれまでの要望書・署名について NPOピルコン理事長 染矢明日香
・緊急避妊薬に関する当事者の声ー相談支援の現場からー NPO法人ピッコラーレ副代表 土屋麻由美氏 16:46
・緊急避妊薬の添付文書改訂と薬剤師研修について 産婦人科医 遠見才希子 25:11
▼緊急避妊薬ファクトチェックブック https://kinkyuhinin.jp/ecp_factcheck/
・緊急避妊薬に関する調査と海外からの声 #なんでないの プロジェクト 福田和子 36:43
・質疑応答 45:06
活字媒体の公開にあたりましては、お手数ですが、当プロジェクトに内容確認をお願いいたします。
今後もセクシュアル・リプロダクティブヘルス＆ライツ（性と生殖に関する健康と権利）の実現のため、全ての少女・女性が入手できるよう環境整備として、当事者の目線に立った緊急避妊薬のスイッチOTC実現を求めて参ります。
引き続きよろしくお願いいたします。
