女性が健康を守るために、安心して、適切かつ安全に、緊急避妊薬にアクセスできる社会の実現を目指す「緊急避妊薬の薬局での入手を実現する市民プロジェクト（通称：緊急避妊薬を薬局でプロジェクト）」では、この度「緊急避妊薬OTC化の試験的運用に反対し、全国的なOTC化早期実現を求める要望書」を厚生労働省に提出します。
緊急避妊薬は、妊娠可能性のある性行為からできる限り早く、72時間以内に服用することで高い確率で妊娠を防ぐことができる薬です。2023年5月12日に開催されたスイッチOTC評価検討会議にて、緊急避妊薬のOTC化について、一部地域の薬局における試験的運用を通じてデータ・情報を収集・分析し、課題・対応策を検討するという案が出されました。WHOは、緊急避妊薬の入手は女性の権利とし、「必要とするすべての女性・少女がアクセスできるようにすべき」と勧告しており、国際産婦人科連合（FIGO）は緊急避妊薬をOTC/処方箋を必要としない提供に適するとしています。また、46,312件のパブリックコメントが集まり、約98％が賛成であったことを鑑みても、意図しない妊娠のリスクを抱えたすべての女性が日本でも迅速に緊急避妊薬にアクセスできるよう、緊急避妊薬の早急かつ全面的なOTC化の実現を求めます。
【当日のスケジュール】2023年6月23日（金）
集合：9時15分 厚生労働省/中央合同庁舎第５号館 1階ロビー
・9時30分～9時45分 厚生労働省への要望書提出＠厚生労働省 17階 専用第21会議室
（受取：厚生労働省 医薬・生活衛生局 医薬品審査管理課 吉田易範課長）
「緊急避妊薬OTC化の試験的運用に反対し、全国的なOTC化早期実現を求める要望書」提出
※冒頭 要請書の手交のみ撮影可、同行取材希望者は6/22(木)13時までにご連絡ください。
・11時00分～12時00分 記者会見＠東銀座駅近く会議室（ハイブリッド）
【記者会見概要】
会場：ベンチャーデスク VD銀座5 会議室 ※オンライン<zoom>参加可/オンラインより一般の方もご視聴可能です。
東京都中央区銀座5-15-1南海東京ビルディング地下１階（東銀座駅 徒歩1分）
内容：
・緊急避妊薬OTC化の試験的運用に反対し、全国的なOTC化早期実現を求める要望書・厚労省の受取について
・緊急避妊薬のスイッチOTC 化に伴う要望について、今後のプロジェクトについて
登壇者 ：NPOピルコン理事長 染矢明日香 /なんでないのプロジェクト代表 福田和子
【要望内容】
| 緊急避妊薬のOTC化について、一部地域の薬局における試験的運用ではなく、 全国的・全面的なOTC化を早急に実現すること |
WHOは、緊急避妊薬の入手は女性の権利とし、「必要とするすべての女性・少女がアクセスできるようにすべき」と勧告しており、国際産婦人科連合（FIGO）は緊急避妊薬をOTC/処方箋を必要としない提供に適するとしています。また、46,312件のパブリックコメントが集まり、約98％が賛成であったことを鑑みても、意図しない妊娠のリスクを抱えたすべての女性が日本でも迅速に緊急避妊薬にアクセスできるよう、緊急避妊薬の早急かつ全面的なOTC化の実現を求めます。
要望の理由
- 緊急避妊薬はWHO必須医薬品リストにも掲載され、重大な副作用のない安全な薬で医学的管理下におく必要はないとされており、既に海外では、約90 ヵ国で医師の処方箋なしに薬局などで購入することが可能であること
- 46,312件集まったパブリックコメントではOTC化に賛成する意見が45,312件と約98％を占め、喫緊のニーズが示されたこと。また、「試験的運用」はパブリックコメント取りまとめ資料の「主なご意見」として抽出されているが、同様の意見の件数や意見の抽出方法が不明確であること
- 2017年のOTC化の検討に加え、2021年6月の議論再開からこれまですでに6回に渡る長期の検討を重ねているが、試験的運用が法制上可能かどうか、試験的運用がどの程度されればスイッチOTC化が実現するか等の議論や、試験データの収集・分析のために更なる検討の長期化が予想されること
- 一部の薬局での解禁では、WHO必須医薬品へのアクセスの公平性が保たれず、人権・SRHR（性と生殖に関する健康と権利）の侵害にあたること
- 既に海外調査よりOTC化による公衆衛生上のメリットがリスクを上回ることが示されており、一部薬局に限定する科学的根拠がないこと
▼要望書はこちら
【アフターピル（緊急避妊薬）を必要とするすべての女性に届けたい！署名キャンペーン】https://www.change.org/afterpill
賛同者数 約17万人！（2023年6月現在）
【メディアの方へお願い】
取材希望の方は、要望書提出取材希望の方は6/22木13時まで、記者会見参加希望の方は6/22木20時までに下記フォームより参加登録をお願いします。
https://forms.gle/77jiwxmW1xi6vG4b6
活字媒体の公開にあたりましては、お手数ですが、当プロジェクトに内容確認をお願いいたします。
なお、一般の方の記者会見のオンライン参加は下記の別フォームよりお申込みください。
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_WG7rgNKzRa-83x2FHOtt4Q
【取材お問い合わせ先】
緊急避妊薬の薬局での入手を実現する市民プロジェクト/NPO法人ピルコン
担当：染矢明日香
プレスリリース全文はこちら
