私たち緊急避妊薬を薬局でプロジェクトでは、5月28日に、医師の処方箋が必要な「医療用医薬品」から、薬局で購入できる「要指導・一般用医薬品」への転用を求め、緊急避妊薬(ノルレボ錠)のスイッチOTC化の要望申請を厚生労働省に提出いたしました。6月7日には、厚生労働省での評価検討会議においても緊急避妊薬の検討の進め方が議題に上がり、社会的な注目も高まっています。第8回目となる院内勉強会では、これまでの議論を整理すると共に、後半では現場で活躍する全国の薬局・薬剤師や、性暴力被害者支援などに関わる方々の声を紹介します。
※新型コロナウイルス感染症の流行を受け、一般の方はオンライン参加いただける院内勉強会となっております。現地会場は国会議員、メディアの方を対象に開場いたしますが、感染予防に十分配慮して実施します。37.5℃以上の発熱がある方のご参加はご遠慮いただき、入室時の手指の消毒等、感染予防対策にご協力ください。
【開催概要】
OTC化要望申請提出記念院内勉強会
「緊急避妊薬スイッチOTC化実現に向けて~現場の声から考える緊急避妊薬へのアクセス~」
■日時:2021年6月14日(月)14時~16時20分(13時半開場)
■会場:衆議院第一議員会館 多目的ホール
※一般の参加者はZoom(オンライン)での参加になります。
※申込者にZoomのURLをお送りいたします。
※後日YouTubeにて録画動画を適宜編集の上、配信予定。
■対象:国会議員の方、メディアの方、一般の方
■参加費:無料
■お申込み:
会場参加の方(国会議員の方、メディアの方):
https://forms.gle/6pnNtKD6Y5Uk31go7
ZOOMウェビナー(一般の方、オンライン参加希望の方):
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_Bha3kCzcSO-BT1IuJ0Rjyg
■定員:会場80名、Zoom500名(先着順のご案内となります。)
■主催:緊急避妊薬の薬局での入手を実現するプロジェクト(事務局:NPO法人ピルコン)
【プログラム】
1.オープニング・参加議員からのご挨拶・省庁からの報告 14:00-14:30
●政府担当者より現状のご報告・質疑応答予定
2.講演・報告 14:30-15:20
●NPO法人ピルコン 染矢 明日香
「緊急避妊薬スイッチOTC化の要望申請に至る経緯とご報告」
●産婦人科医 遠見 才希子
「科学的根拠に基づき権利の枠組みのなかで緊急避妊薬スイッチOTC化実現を」
●#なんでないのプロジェクト 福田 和子
「ウェブアンケート1万人の声・当事者の声から考える緊急避妊薬へのアクセス」
3. 全国の薬局・薬剤師の方/性暴力被害者支援などに関わる団体からのリレートーク 15:20-15:50
4.質疑応答・クロージング 15:50-16:20
※進行の都合上、変更がある可能性がございます。予めご了承ください。
【登壇者(登壇順)】
染矢明日香
NPO法人ピルコン理事長。慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科公衆衛生学修士課程。中絶経験がある当事者で、若者と共に性の健康、包括的な性教育の啓発活動を行う。
遠見才希子
産婦人科専門医。筑波大学大学院ヒューマン・ケア科学専攻社会精神保健学分野博士課程。大学時代より全国の学校で性教育を行う。
福田和子
#なんでないのプロジェクト代表。スウェーデンヨーテボリ大学大学院公衆衛生学修士課程。SheDecidesSRHRアクティビスト世界の25人, Women Deliver Young Leader 2020選出。
「緊急避妊薬の薬局での入手を実現する市民プロジェクト(通称:緊急避妊薬を薬局でプロジェクト)」とは
緊急避妊薬のアクセス改善を求める市民の声を届け、意図しない妊娠のリスクを抱えたすべての女性が、安心・安全に緊急避妊にアクセスできる社会の実現を目指すプロジェクトです。
緊急避妊薬(アフターピル)とは
性交から72時間以内に内服することで高い確率で妊娠を避ける薬。日本では処方箋が必要で、価格も6000円~2万円前後と高額。海外では薬局での販売や無料配布も見られ、そのアクセスの行方が注目される。
▼プレスリリース
【緊急避妊薬を薬局でP】プレスリリース_20210603_614緊急避妊薬OTC院内勉強会開催
▼院内勉強会フライヤー