知っておきたい妊娠・避妊のこと
妊娠の確認について
* 緊急避妊薬の妊娠阻止率 (約85%) は、予測排卵日 (妊娠しやすい時期) と性交日との差などを考慮して算出した確率です。
実際、72時間以内に服用した場合の妊娠率は、 1.34%です。 (あすか製薬株式会社ノルレボ錠添付文書より)
緊急避妊薬を飲むと、不正出血がおきたり、月経が予定よりも早まることも遅れることもありますが、多くの場合、3週間以内に月経がきます。
なお、緊急避妊薬を飲んだ後は、排卵が遅れて妊娠しやすい可能性があります。
そのため、月経が来るまで、セックスを控えるかコンドーム等の避妊法を行います。
緊急避妊薬を飲んだ後に避妊をしないセックスがあった場合、再度緊急避妊薬を使うことができますが、期待できる避妊効果は低くなります。
妊娠検査薬の入手方法・使い方は?
妊娠検査薬は、薬局・ドラッグストア等で1000円前後で買うことができます。
指定の場所に尿をかけて、表示部分に線が出るかどうかで数分で結果が出ます。
もしも妊娠した場合の選択肢は?
妊娠検査薬で陽性反応が出たときや妊娠の不安があるときは、必ず産婦人科を受診しましょう。
産婦人科では、エコー検査で子宮の中に妊娠していることや妊娠週数を確かめます。
産んで自分で育てること、産んでたくすこと、中絶をすること、それぞれに支援や選択肢があります。
性と生殖に関する健康と権利 [SRHR : Sexual Reproductive Health & Rights]
お互いの権利を尊重しながら、 楽しめて満足でき、 安全な性生活を送れること、 セクシュアリティやからだ、パートナー、 性経験について、また、子どもを産むか産まないか、いつ・何人子どもを持つか等を自分で決める権利です。 自分で決めるにあたり、緊急避妊薬を含め、避妊や中絶、 妊娠・出産に関する適切な情報やケアにアクセスできることは、す べてのひとに保障されるべきものです。
性的同意はとれていますか?
性的同意とは、より健康的なパートナーシップを築くために必要な、 性的な触れ合い全てにおいて確認されるべき同意のことを指します。
性的同意がとれている
- 性行為をした時にどんなことがおこるかを知っている
- 強制されず、途中で気持ちが変わることも尊重される
- 自分から進んで決められる
- ひとつひとつの行為に対して、具体的に確認される
性的同意がとれていない → その性行為は一旦ストップ!
- 同意を確認したが断られた
- 同意を確認したが返事がない / 曖昧だった
- 同意を確認していない
- 断りにくい状況だった
*いずれかに当てはまる場合
同意のない性行為は、性暴力にあたります。 身体的な暴力だけでなく、 地位や立場によって断りにくい状況を利用して性行為に及ぶことや、 コンドームを拒否するなど避妊に協力しないことも性暴力にあたります。 性暴力は、 年齢、性別にかかわらず、身近な人や夫婦・ 恋人の間でも起こります。 性暴力は人権侵害であり、被害者は悪くありません。 からだやこころへの様々な影響によって、回復のための治療が必要になることもあります。 被害直後はもちろん、被害から時間がたった場合でも、 自分のタイミングで相談することができます。
いつもの避妊法を考えよう
自分たちのからだやライフプランに
どのような避妊法が合っているのか、考えてみましょう。
*100人の女性がある避妊法を1年間用いた場合の妊娠する確率 / Family Planning: A Global Handbook for Providers. 2018 World Health Organization and Johns Hopkins Bloomberg School of Public Health.より
コンドームの正しい使い方
コンドームは、避妊だけでなく、 性感染症の予防にも有効です。
自分たちに合ったサイズや素材を選び、
持ち運ぶときはハードケース等に入れましょう。
性感染症検査について
性感染症にはいろいろな種類があり、症状が出づらいものや、 不妊症の原因になりうるものもあります。 保健所では無料・匿名で検査・相談ができます。 病院(産婦人科・泌尿器科など)では検査・治療ができます。性感染症検査や相談ができる施設を検索できます。
子宮頸がん検診について
HPV(ヒトパピローマウイルス) は性経験のある女性の約8割以上が感染し、子宮頸がんなどの原因になる可能性があります。 HPVワクチンの接種が予防に有効です。 20歳以上の方は、産婦人科や人間ドックで子宮頸がん検診がすすめられています。