緊急避妊薬について
緊急避妊薬 知っておきたい8つのこと
緊急避妊薬は、意図しない妊娠を防ぐための重要なバックアップで、
おまもりとなるものです。 安全性について正しく知っておきましょう。
緊急避妊薬は思春期を含むすべての女性に安全に使用できます
血栓症のリスクはありません。 繰り返し使用しても健康上のリスクは報告されていません。
緊急避妊薬に重い副作用や、長く続く副作用はありません
軽くて短期的な副作用が一部の女性に出ることがあります (月経不順、疲労感、吐き気など)。
緊急避妊薬は子宮外妊娠のリスクを高めません
一般的な子宮外妊娠の割合より低いか同じくらいです (1%未満)。
緊急避妊薬は将来の妊娠しやすさに影響しません
緊急避妊薬は数日以内に体内から消失します。
緊急避妊薬は胎児に害を与えません
妊娠初期に誤って服用しても、服用後に妊娠しても、 胎児に害を与えません。
緊急避妊薬は流産(中絶)させる薬ではありません
おもな作用は、排卵を止めたり、遅らせることです。
市販化された場合、女性は緊急避妊薬の情報を理解し正しく使用できます
緊急避妊薬の使い方は簡便で、医学的管理下におく必要はないとされています。
緊急避妊薬が手に入りやすくなっても無防備なセックスは増えません
アクセスが簡単になっても、 避妊しない性交や性感染症のリスクは増えません。
緊急避妊について、 もっと知りたい方はこちら
https://kinkyuhinin.jp/emergency-contraceptives/
緊急避妊薬を薬局でプロジェクトでは、WHOのファクトシートに引用される医学論文をもとに 「緊急避妊薬 知っておきたい8つのこと」をまとめています。
緊急避妊薬Q&A
避妊は、あなたの夢、望む人生を守る大切な手段。
罪悪感なくサポートを受けられることは、すべての人の権利です。
病院で処方される薬としては、セックスから72時間以内に1錠服用するレボノルゲストレル緊急避妊薬 (ノルレボ錠® 、レボノルゲストレル錠1.5mg「F」) が推奨されていますが、中用量ピル (プラノバール®) を72時間以内に2錠、その12時間後に2錠服用するヤッペ法もあります。ヤッペ法は妊娠阻止率が約57%であり、嘔吐などの副作用があります。
なお、薬局で処方箋なしに要指導医薬品として購入可能な薬は、レボノルゲストレル緊急避妊薬(ノルレボ®、レソエル®72)です。
緊急避妊薬はセックスから早く飲むほど効果が高く72時間以内の服用がすすめられていますが、 120時間以内であれば効果が期待できる*とされています。 また、セックスから120時間以内に医療機関で子宮内避妊具 (ミレーナ®) を子宮内に挿入して緊急避妊する方法もあります。 海外ではセックスから120 時間以内に服用するウリプリスタル緊急避妊薬 (エラ®) も使用されています。日本では未承認ですが、一部取り扱いのある医療機関もあります。
避妊効果がある低用量ピルを飲み忘れなく、毎日服用している場合は、 緊急避妊薬は不要です。
低用量ピルの飲み忘れが2日以上あった場合には 緊急避妊薬が必要になることがあります。 低用量ピルの避妊効果や、 緊急避妊の必要性についてはかかりつけ医に相談してください。
緊急避妊薬を処方されるときには、最終月経 (いちばん最近の月経が始まった日) やセックスの日時などを聞かれます (問診)。産婦人科等を受診した際も内診(医師の指を腟に入れる診察) やエコー検査は基本的に不要です。
これまでに緊急避妊薬を飲んで重篤なアレルギー症状が出たことがある人、重篤な肝障害がある人、妊娠している人は内服することができません。詳しくは、薬剤師・医師に相談してください。
* 緊急避妊法の適正使用に関する指針 (令和7年改訂版)
なお、薬局での処方せんなしでの販売は、セックスから72 時間
以内に薬剤師の面前で服用できる場合に限られます。