【お知らせ】8/16 緊急避妊薬スイッチOTC化要望・啓発に関する記者会見を致します

女性が健康を守るために、安心して、適切かつ安全に、緊急避妊薬にアクセスできる社会の実現を目指す「緊急避妊薬の薬局での入手を実現する市民プロジェクト(通称:緊急避妊薬を薬局でプロジェクト)」では、この夏頃に開催が見込まれる次回「医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議」を前に、メディアの方を対象に会見を行います。
緊急避妊薬は、妊娠可能性のある性行為からできる限り早く、72時間以内に服用することで高い確率で妊娠を防ぐことができる薬です。現在緊急避妊薬の入手には医師の処方箋・診療が必要なこと等、必要となる当事者にさまざまなハードルがあり、コロナ禍において若年層の予期せぬ妊娠の相談が急増したこと等を背景に、スイッチOTC化(処方箋なしでの薬局販売)に向けての注目が高まっています。
次回開催される検討会では、パブリックコメントの募集についての議論がなされる予定です。第17回、第18回の検討会では、要望者として本プロジェクト共同代表者が検討会に参加し当事者の声を届けてきましたが、第19回以降、議論の場に呼ばれていません。そのため、次のパブリックコメントは当事者の声を届ける最後のチャンスとも考えられ、これまで以上の注目の高まりが予想されます。一方で、2017年の検討の際には、1ヵ月間で集まった全348件中、賛成が320件、反対は28件で、9割がスイッチOTC化に賛成の意を示していたにも関わらず、「時期尚早」を理由に否決された前例もあり、議論の注視が求められています。そこで緊急避妊薬を薬局でプロジェクトでは、当事者の目線に立った緊急避妊薬のスイッチOTC実現を求める立場から、これまでの議論を振り返り、注目すべき論点や国際機関の提言などを確認する記者会見の場を設けました。
また本プロジェクトでは、クラウドファンディングを実施し、性に関する情報をわかりやすく届ける啓発・教材キット『ポケット避妊教室』、動画、パンフレットを開発いたしました。既に300のキットが薬局や保健室で使用されており、会見ではキットをご覧いただきながら、緊急避妊薬の安心・安全なアクセスに向けての環境整備のための取り組みをご紹介します。是非お越しください。

【概要】
■日時:2022年8月16日(火)13:00~14:00 (12:45開場)

■会場:東京都渋谷区渋谷1-24-7 渋谷宮下パークビル 地下1階会議室
JR山手線 渋谷駅 徒歩4分 / 京王井の頭線 神泉駅 徒歩14分

(オンライン<zoom>参加ご希望の方はご連絡ください)

■対象:メディア関係者
(定員:20名、定員を超える参加希望があった場合は、オンライン参加のご案内をさせていただきます)

■内容:・緊急避妊薬スイッチOTC化のこれまでの経緯と今後のパブリックコメントを含む見通しについて
・緊急避妊薬へのアクセスに関する国際的な声明・勧告について(これまでの議論のファクトチェック)
・緊急避妊薬啓発キットのご紹介
・今後のプロジェクトの予定・展望について

■登壇者:緊急避妊薬を薬局でプロジェクト 共同代表
NPOピルコン理事長 染矢明日香、#なんでないのプロジェクト 福田和子 他

【お願い】
取材希望の方は、媒体名、取材者名(参加者全員分)を当日午前中までに下記Eメール宛にお知らせください。
活字媒体の公開にあたりましては、お手数ですが、当プロジェクトに事前に内容確認をお願いいたします。

【取材お問い合わせ先】
緊急避妊薬の薬局での入手を実現する市民プロジェクト
担当:染矢明日香

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